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藤井 健悟*; 越智 康太郎; 大渕 敦司*; 小池 裕也*
Journal of Environmental Management, 217, p.157 - 163, 2018/07
被引用回数:35 パーセンタイル:77.23(Environmental Sciences)福島第一原子力発電所事故後、高濃度の放射性セシウムにより汚染された大量の都市ごみ焼却飛灰は、環境回復の観点から大きな問題となっている。本研究では、福島県で採取した都市ごみ焼却飛灰中放射性セシウムの物理化学的特性を、粒形分別と環境省告示第13号試験により評価した。結果から、都市ごみ焼却飛灰中放射性セシウムの放射能濃度とシルバイトなどの共存物質含有量は、都市ごみ焼却飛灰の粒形に応じて変化することが分かった。粉末X線回折分析の結果、水溶性の放射性セシウムはCsClとして存在し、難溶性の放射性セシウムは非晶質物質の内部に結合していることが分かった。
亀尾 裕; 原賀 智子; 中塩 信行; 星 亜紀子; 中島 幹雄
日本原子力学会和文論文誌, 3(4), p.354 - 362, 2004/12
低レベル放射性廃棄物をプラズマ溶融して製作した溶融固化体の化学的安定性を調べるため、MCC-3S試験法に準拠した溶出試験を行い、溶融固化体の主要成分(Na, Al, Si, Ca, Fe)と放射性核種(Co, Cs, Eu)の溶出率(NL)を測定した。溶融固化体の化学組成がNLに与える影響について調べた結果、溶融固化体のNLに対するFeO濃度の影響はあまり大きくなく、CaOとSiOの重量比で表される塩基度に大きく依存することがわかった。塩基度が0.8以下溶融固化体の場合、logNLは塩基度と直線関係にあるため、溶融固化体の化学組成を調べることによりNLを推定することが可能であると考えられる。
中森 文博*; 大石 佑治*; 牟田 浩明*; 黒崎 健*; 山中 伸介*; 逢坂 正彦
no journal, ,
S/C内壁塗膜の施工条件を模擬した試料を作製し、隔離時冷却系(RCIC)運転中の水温条件における塗膜からのZn, Si及びその他の元素の溶出を調べ、不溶性Cs含有粒子の組成に及ぼす塗膜成分の寄与を検討した。
佐藤 淳也; 大曽根 理*; 齋藤 利充*; 入澤 啓太; 大杉 武史; 曽根 智之
no journal, ,
原子力施設で使用されている鉛製品を処理処分するための検討の一環として、鉛製品からの鉛の溶出量を把握するため、溶出試験を実施した。金属鉛, 鉛アクリル, 鉛手袋及び鉛ガラスのうち、廃棄物の処理及び清掃に関する法律における基準値を満たしたのは鉛ガラスのみだった。鉛手袋においては、溶出の過程で鉛を含む粒子状物質が物理的に脱離している可能性が示唆された。
佐藤 淳也; 高橋 裕太; 砂原 淳*; 齋藤 利充*; 大杉 武史
no journal, ,
セメント固化処理が鉛製品からの鉛の溶出性に及ぼす影響を明らかにするため、鉛製品のセメント固化試料を対象に溶出試験を実施した。鉛製品の充填率を変えて作製したセメント固化試料からの鉛の溶出量を測定し、充填率と鉛の溶出量の関係から、産業廃棄物の判定基準を満たす各鉛製品の最大充填量を推定した。また、セメント固化処理を行うことで各鉛製品からの鉛の溶出量が増大することが分かった。
丸田 淳央*; 佐藤 淳也
no journal, ,
日本原子力研究開発機構の夏期インターンシップに参加し、鉛を含む廃棄物の安定固化に関する実習に取り組んだ。実習では、高炉スラグの置換率を変化させた鉛を含むセメント固化試料を作製し、日本の公定法に基づく溶出試験を実施した。得られた鉛の溶出量、固化試料の結晶成分組成、自由水量などの分析結果から、高炉スラグの置換率が鉛の溶出量に及ぼす影響を考察した。実習を通して、セメント固化技術や有害物質を含む廃棄物の処理処分に関する知見を深めることができた。